行者菜等産地化戦略会議の設立
山形県長井市発の新たな作物としての行者菜は、平成18年全国に先駆けて栽培し、平成23年には出荷量が4tを超えるまでになりました。行者菜は、優れた特性や魅力を有することから長井市の特産として推進すべく取り組んでいます。
しかしながら、行者菜は知名度が低く生産量も少量であるため、作物自身の普及PRにより需要を拡大し、需要に応じた生産拡大を図り、レシピの開発、見本市への参加等による需要の開発、生産拡大に対応する販売体制の確立が必要とされています。
長井市の農産物の産地化・差別化を推進するため、生産・販売(流通)・消費の各分野において専門的立場から様々なご意見をいただき、長井市の農産物の産地化・差別化を確立し(構築)、商品化し(活用)、築いた地位を守っていく(管理)観点から、生産・販売(流通)・消費の3分野を戦略的に検討し、付加価値・情報伝達・顧客満足を高めていくことを目的として行者菜等産地化戦略会議を設立しました。
行政の関わり
- 長井農産物ブランド化に向けての取組
- 長井市重点作物推進事業費補助金
苗購入に対する助成(新規作付、改植等) - 毎月1回のレシピ開発のための試食会の開催。
豚ロース、浅漬け、ドレッシング、加工品(ラー油、塩麹等)、スタミナカレー、塩麹のマリネ、焼き棒餃子、行者菜メンチなど - 商工会議所による商品開発提携の提案
- アグリフードEXPO(物産展)への参加に向けての準備など
行者菜生産者グループの取組
- 平成18年7戸7aよりスタート。現在14戸30aまで拡大(全国一の出荷量を誇る)
目揃え会や技術研修会を随時開催し技術の平準化に努める。 - ヤマザワ、長井中央青果、生活クラブやまがた生協等で販売展開
- 小野料理教室監修のもと、レシピ集の作成販売
- 行者菜づくしの開催
関係者、消費者を招いての行者菜料理のふるまい。